『うれしいなー』

<今日の文章>

Eプラントの掃討がひと段落し、味方部隊は再びCプラントへ
の攻勢に移行しはじめる。
リペアポットで弾薬補給と修理を受けた機体を前進させ、
ブロア市街の真ん中に聳えるEプラント上で頭部カメラを巡らす。
眺めがいい。ということは、恐らく遠方に配置されているであろう
敵狙撃兵装機が、ここを容易に照準できるということを意味する。
長居は無用だ。

EUST・GRF両陣営のど真ん中に位置するCプラントの陣取り合戦は、
果てが無い。橋の上で、下で、砲火の炸裂する音が響く。
やれやれ、それでは行こうか。
と、ふと右後方の味方Dプラントの方に目が行く。
濃い青色は、まだ敵側に取り付かれていない印である。
だが、そこに動くものがあった。味方の狙撃兵装機と、
それに銃撃を浴びせる、敵の強襲兵装機。
「ありゃあかんな」
呟き、眼下のCプラントには背を向け、Eプラント側へ機を翻す。
敵の侵入にはよく気づいたが、古いの38式での近接戦闘は苦しいだろう。
スロットルに手を掛け、足場に機体の足を踏ん張る。
Dプラントを取られれば、備え付けのカタパルトを利用した、
味方ベースへの侵攻は容易い。

「いくぞ」
足元、石造りの床面を力いっぱい蹴りつけジャンプし、
同時にブーストを全開にする。
この機体は重火力兵装機だ。重い榴弾砲を抱えている分、
遠くへは飛べない。
目下、敵はまだこちらに気づかず、味方機への射撃を続けている。
機体の跳躍が頂点に達し、ブースター・ユニットを吹かした緩やかな降下に入る。
機体両腕に把持されたヴィーゼル機関銃の照準を、敵機の頭部に合わせる。
(アンクル・サムの兵隊なら、ここで「騎兵隊だ!」と叫んでいただろう)
射撃開始。空中に、飛び出した空薬莢が乱れ舞う。
ディスプレイ上、ピパー横に命中の信号が踊る。命中。
紫の色、クリティカル・ヒットが続く。
味方も果敢に38式で射撃する。あれは生粋の、リボルバー・アクション式狙撃銃だ。
身を必死にかわしながら、一発、二発。
敵がこちらに気づく。
遅い。
こちらの弾道は吸い込まれるように、
敵機頭部に叩き込まれていく。
味方狙撃兵装機が再びコッキング・レバーを引いた。排莢。装弾。照準。
ゆっくりと引き金が引かれる。行け!
響く銃声。敵機がもんどりうって倒れる。

<プラント防衛、敵機撃破の支援を確認。>

指揮本部からのアナウンスが入る。
傍らの味方と目が合う。機上無線が入った。相手のお礼の言葉。
こちらも労いの声を掛ける。
戦場でのこんな、ささやかな意思疎通。嬉しいもんだな。

さあ、仕事に戻ろう。
機体が榴弾砲の発射体勢に入る。
次の一弾は、何故か外れる気がしなかった。声を張り上げる。

『砲撃を、開始するぞ』



<今日の落書き>
bangohan0920.jpg

なんだこりゃ。
今週はなんか絵描く気がしなくて、ずっとゲーセン行ってた。
あと仕事帰りに何故か高速乗って茨城県に行ったりした。迷走してるなあ。
茨城の中古屋で逆シャア安かったんで買った。
相変わらずテンション上がる映画だなあ。
アムロもシャアもみんな人間くせえなあって思う。
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yamashirogin

Author:yamashirogin
東京に出て、
哲学を学び、
港湾労働者になって、
都落ちして、
函館で働く
洋食屋の息子。

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